【犬とお出かけ ドライブ】 犬の車酔いの原因と予防法
犬の情報・知識
2019年4月15日 2019年4月25日
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近年ペット同伴の楽しめる施設やペット同伴で泊まれる宿泊施設も増えてきました。
大切な家族の一員である愛犬を連れて車でお出かけしたいですよね。
「うちの子は車酔いするから一緒に出かけられない」「車を嫌がっておとなしく乗ってくれない」など、私の周りでもよく聞く話です。
かくいう愛犬モコも初めは車酔いに悩まされました。
体験を踏まえて、犬の車酔いの原因・対策・予防法などについて書きたいと思います。
犬が車酔いを起こす原因
犬の車酔いは、人間と同じで、平衡感覚やバランスを整える「前庭・三半規管」が、車両の揺れなどについていけず自律神経や平衡感覚の乱れを引き起こし車酔いを起こします。
犬の車酔いの原因には、車の揺れ、車内の嫌な臭い(芳香剤、たばこ、ガソリン等)、過去に車に乗った時の嫌な思い出「車=嫌なもの」など、心理的不安も関係しているようです。
犬の車酔いの症状
・大量のよだれが出る
・そわそわする
・震える
・頻繁にあくびをする
・心細く鳴く
・吠える
・嘔吐する
など
上記の症状が出ている場合は、犬が車酔いをしている可能性があります。
車酔いの症状として多く見られるのが、「大量のよだれ」と「あくび」のようです。
モコの場合は、「大量のよだれ」「クゥーンクゥーンと心細く鳴く」「あくび」「震え」の症状、もちろん「嘔吐」もしました。
嘔吐するまでに車酔いのサインがあります。
愛犬をよく観察することが大切です。
異変に気づいたらすぐに対策をとってあげましょう。
車酔いをしないよう早めの予防をしましょう。
犬が車酔いしてしまったら
愛犬の様子をみて、おかしいな?と思ったら、窓を少し開けて車内の空気を入れ替え、早めに休憩させてあげましょう。
外を歩かせてあげるだけでも、気分転換になります。
嘔吐してしまった場合は、冷静に嘔吐物の処理をしてあげましょう。
大きな声を出したり、怒ってしまうと「車=嫌なもの」になってしまいます。
実際に、愛犬モコも何度も車の中で嘔吐してますが、いつも淡々と嘔吐物の処理をしていました。
今では、嘔吐することなく犬連れドライブを楽しんでいます。
また、嘔吐した場合に慌てないように、嘔吐物を処理するトイレシートやビニール袋などすぐ取り出せるように、車内に用意しておきましょう。
犬の車酔い予防法
安全運転で快適ドライブ
急ブレーキ・急加速など急のつく運転操作は、車の揺れを生み、車酔いを誘発してしまいます。
安全運転で快適な愛犬とのお出かけを楽しみましょう。
乗車の直前に食事を与えない
これは、獣医の方にも言われましたが、車に乗せる2時間前までに、食事を済ませるように言われました。
お腹は、空きすぎても満腹でも車酔いを誘発してしまいます。
犬とお出かけの際は、時間に余裕を持ってお出かけしましょう。
クレート(キャリー)で後部座席にしっかり固定
クレート(キャリー)は、車酔いの予防だけでなく、安全の為にも重要です。
また、愛犬が普段使っているタオルなど自分の匂いの付いているものを入れても安心できます。
流れる景色で酔ってしまう場合もあるので、布などをクレートかぶせてあげるのも落ち着くことができ効果的です。
適度に車内の換気を行う
定期的に窓を開けてあげることで空気が入れ替わり愛犬の気分転換にもなります。
飛び出しの危険もあるので、窓を開閉には注意が必要です。
また、たばこ臭・食べ物・芳香剤の臭いでも酔ってしまいます。
なるべく、ドライブ前に消臭しましょう。
こまめな休憩を心がける
運転手もですが、愛犬も休憩時間をこまめにとってあげることが大切です。
少し外を歩かせてあげたり、気分転換が必要です。
酔い止め薬を飲ませる
これも獣医に言われましたが、色々試してダメならば「酔い止めの薬を出してあげる」と言われました。
幸いモコは、酔い止め薬のお世話にはなりませんでしたが、色々試してみても車酔いが治らない場合や、どうしても長時間乗せないといけないというときは酔い止めを使うのも一つの手段です。
酔い止め薬に関しては、動物病院にご相談ください。
車酔い対策のツボ
内関(ないかん)
前足首の内側にある2本の筋の間で、犬の指3本分幅分上のところにあるツボ。
親指と人差し指で挟むように抑え、足先に向かってさするようにマッサージします。
両足6~10回を目安に、車に乗る20分程前に行うようにしましょう。
耳珠(じじゅ)
左右の耳の付け根(軟骨の突起)のツボを、優しくつまんで軽くマッサージしてあげます。
車酔いになってからでも、症状を軽減する効果があると言われています。
「車=楽しい」にする為に
車に慣れさせる
クレート(キャリー)に慣れさせるのが前提ですが、エンジンをかけないで、初めは5分から車に乗せて、必要に応じてオヤツなど褒美をあげて、次は、エンジンをかけて停車して5分、そして少し走らせて5分・10分・20分と徐々距離を延ばし車に慣れさせましょう。
※クレート(キャリー)は、後部座席にしっかりと固定し、初めは隣に飼い主が座ると愛犬も安心します。
動物病院に行く時だけ車に乗せない
「車=嫌なもの」になってしまう可能性があります。
現に自分達の場合、ちょうどモコが病気になってしまったこともあり、車に慣れさせている途中で、動物病院に通うようになってしまったので、おそらく「車=嫌なもの」という悪いイメージがついてしまい、車に慣れさせるのに、時間がかかりました。
車に乗ると楽しいという印象をつける
車に慣れてきたら、少し距離を延ばして走り、ドッグランなど、「車に乗ると楽しいことが待っている」という印象を愛犬にもたせることが大事です。
まとめ
私も愛犬の車酔いには苦労しました。
タイミングが悪く車へ慣れさせるトレーニングの最中にアレルギーや外耳炎などの病気を発症してしまい。
動物病院へ行くために、愛犬を車に乗せて通っていました。
おそらく「車=嫌なもの」だと覚えてしまったのでしょう。
その後、もう一度、一から車に慣れさせていきました。
それでも、距離が延びると大量によだれを垂らし最終的には、嘔吐を繰り返していました。
それからは、自宅から10分以内にある道の駅の周りがちょうど散歩コースになっているので、車に乗せて散歩を繰り返して徐々に慣れていきました。
今度は、距離を延ばしてドッグランで思いっきり遊ばせてあげるなど、「車=楽しい所に行ける」を覚えさせました。
すると、長距離でも不思議と車酔いをしなくなり、現在に至ります。
安全運転で適度に空気の入れ替え・こまめな休憩など現在も気をつけて出かけています。
愛犬を連れてお出かけは楽しいものです。
犬の車酔いに関する情報を紹介しましたが、皆様の愛犬とのお出かけにお役にたてば幸いです。
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